『みすず学苑』
学苑長半田晴久先生が産経新聞に連載(毎週木曜日)している記事を紹介いたします。

vol.8 理想の先生2 2003年4月17日 産経新聞

 
記事をテキストでも紹介いたします。

理想の先生2

『教える技術』持たぬ教師は淘汰される

 理想の教師像は―。どういう条件が良い先生なのか。前回の続きです

 子供にとって、理想の先生は、子供たちとは適切な距離をおきながら、冷静に、上手に教え導く先生だと思います。指導が上手な先生でないと、学科の好き嫌いや学科の成績の善しあしで、子供の将来の進路を決める重要な要素になるからです。

 私は先生をA−Dタイプに分類しています。学生時代の経験からも、「いい先生だった」と思い出すのは、教える技術に優れたAとBタイプの先生ばかりです。熱血型のCタイプの先生は、教わっていたときは共感していたのに、それほど印象には残っていません。

 子供にとって、教わったことが、後々生きてくることがよくあります。子供にとっての財産ともいうべき知識やものの考え方を分かりやすく教えてくれる人こそが、本当に素晴らしい先生だと私は考えているのです。

 そこで、私は良い先生は、最低限の許容範囲として「教える技術」を持っていることを指摘しています。ところが今の公立学校には、その最低限の条件をみたしている先生が、さほど多くは見当たらないのです。

 一方、私立学校や塾、予備校には、素晴らしい技術を持った先生が顔をそろえています。この違いはどういうことなのでしょう。

 理由は簡単です。公立学校と違って私学や塾、予備校には先生同士の切磋琢磨があるからです。もっと分かりやすくいえば、先生同士が淘汰を賭けた激しい競争を繰り広げているのです。

 例えば、教え方があまり上手でない先生がいたとしましょう。私学では、父母から手厳しい苦情が寄せられますし、塾や予備校の場合には、その先生の授業に生徒が集まらなくなります。

 つまり、私学や塾、予備校では、教える技術を持たない先生は淘汰が待ち受けているのです。それがよくわかっているので、必死に自らの能力に磨きをかけているのです。子供たちは、そうして培われた「教える技術」に感銘を受け、また興味を持ち、知らず知らず本気になって、勉強に取り組むようになるのです。

 その点、公立学校では、教える技術を磨く校風や、努力に報いるシステムに欠けるなど、能力のある先生が育ちにくい環境にもあるのです。


みすず学苑 半田晴久

産経新聞
2003年4月17日

 

感想

 こんにちはみなさん宮本です。

 今回のテーマ『理想の先生』ですが、半田先生の言うとおり『Bランクの先生とCランクの差は、教え方の上手い先生であるというのは、同感です。

 僕が中学時代に通っていた学習塾での体験談をご紹介いたしますと、1年の時の英語の先生は、とてもやさしい人の良い先生でしたが、授業の内容は、よく理解のできない先生でした。そのせいもありまして、僕の英語の成績は余り良くありませんでした。
 しかし、中学2年になってからの英語の先生は、暴力的というか、少しでも私語をすると机を蹴ったり、胸ぐらを掴むなどして、とても愛情なんて言葉は出てこないような先生でしたが、教え方だけは抜群に上手く、中学校で行われた期末試験では、必ず僕は、90点以上キープすることができたのです。

 今思うと、この厳しい先生に3発ほど蹴られた痛々しい経験はありますが、僕は英語嫌いにならず、大学に入学してからも英語を活用していることを考えると、この先生には感謝しか出てきません。
 
 この半田晴久学苑長の考察は、僕の体験からも激しく納得をしております。みすず学苑では、教え方はもちろんこと、少人数制を採っており、講師の方の愛情は生徒一人一人に降り注いでいました。僕はこの中学時代の先生と、僕の第一志望を合格へと導いてくれたみすず学苑の講師さんには、本当に感謝しております。

 
 

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